船越原遺跡 (ふなこしばるいせき:渡嘉敷島)


船越原遺跡


古い土器が発見されたところです。船越原遺跡は、渡嘉敷村の南端部、阿波連園地周辺の数カ所に点在しています。地元では浦海岸といわれています。年代は、今から約7000年前といわれ、爪型文土器(つめがたもんどき)やヤブチ式土器、曽畑(そばた)式土器が出土しました。爪型文土器は、土器の表面全体に爪の模様が施された深鉢形の土器で、北は青森県から南は九州まで広く分布する縄文時代早期の土器です。

この土器は、沖縄本島各地にも分布しており、渡嘉敷島が一番南の端で、宮古・八重山諸島では発見されていません。その当時は、沖縄で発見された土器で、一番古い土器といわれていましたが、平成25年に本島南部のおきなわワールド近くにあるサキタリ洞窟跡から放射性炭素年代測定により、およそ8000年前の土器が発見されましたので、2番目に古い土器ということになりました。

この一帯には、沖縄本島の遺跡で出土する石斧などの材料となる石が大量に見られることから、これらの石を取るための人々がいたか、あるいは、本島から石を取りにやってきたのではないかとも考えられています。なお、上の写真は渡嘉敷島観光ポータルサイトからお借りしました。



◎このサイトでご紹介している渡嘉敷島の名所・史跡などについては、次の ⇒ コチラからとリンクしています。
・赤間山の烽火台跡 ⇒ コチラから
・阿波連 ⇒ コチラから
・阿波連園地 ⇒ コチラから
・ウニギラマの伝説 ⇒ コチラから
・海神宮 ⇒ コチラから
・学問の神様 ⇒ コチラから
・旧日本軍「特攻艇」の秘匿壕 ⇒ コチラから
・クバンダキ展望台 ⇒ コチラから
・クミチジ山 ⇒ コチラから
・白玉之塔 ⇒ コチラから
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