グスクロード



糸数グスク跡

沖縄では「城」の文字は「グスク」と読みます。ですから玉城城は、「タマグスク グスク」が正式名称で、南城市では、頑なにこの読み方を守っています。しかし、観光客には分かりにくく、言いにくいので、首里城や中城城などのHPには「しゅりじょう」「なかぐすくじょう」と大和風の読み方でふり仮名をつけています。

グスクは本土なら城を意味するのですが、沖縄の場合は、単に軍事拠点として作られた城とは考えられていません。大和のお城にある天守閣のような高い楼閣もありません(一部にあったという伝承は残っていますが…)。Wikipediaによれば、沖縄の信仰の聖地として、グスクはもともと御嶽(うたき)であったと考える説があり、また、地域の有力者の居城として構築されたとする説もあります。私は、どちらにも該当すると思っています。多くのグスクは信仰の対象であり、按司(あじ:首長)の居城でもあります。沖縄だけでなく、奄美大島でも城はグスクと呼んでいます。

沖縄では、平成12年(2000)に琉球王国のグスク及びその関連遺産群」として、沖縄本島の首里城跡、今帰仁城跡、中城城跡、勝連城跡、座喜味城跡などがユネスコの世界遺産に登録されました。

今回ご紹介するのは、ユネスコの世界遺産には選ばれませんでしたが、それらに劣らない立派なグスク群が本島の南部(島尻)にあり、それらは、グスクロードという道で結ばれています。

西は「糸数城跡」から東は「垣花城跡」までの距離は、およそ4キロです。すべて車利用も可能です。歩きならグスクロード公園に駐車して、糸数城跡まで歩き、糸数樋川、百十踏揚の墓を見て駐車地まで戻り、その後は車利用で玉城城、仲村渠樋川を見学し、仲村渠樋川に車を置いて少し離れたミントングスクを見学。再び車利用で垣花樋川、垣花城跡を見学すればグスクロード終了です。

◎歩きのおススメコース
グスクロード公園に駐車---(徒歩)---糸数城跡---(徒歩)---糸数樋川---(徒歩)----百十踏揚の墓---(徒歩)---グスクロード公園(ここから車で移動)---玉城城跡(雨つづ天つぎ御嶽)---仲村渠樋川(ここの駐車場に車を止めて徒歩でミントングスク)---垣花樋川---垣花城跡(ここには駐車場はありませんが、路上駐車は出来ます)

歩き部分は、グーグルマップなどで確認しながら歩いてください。私も地図を持って出かけましたが、何度も間違えましたので、垣花城跡に着いた頃には暗くなってしまいました。沖縄の道はマイナーな史跡には標識もなく、1本間違えたり、入る場所を間違えると行け着けないことがあります。

以上のグスク、樋川など詳しくは、このサイトでご紹介しております。
・「糸数(いとかず)グスク跡」⇒ コチラから
・「糸数樋川」⇒ コチラから。
・「百十踏揚(ももとふみあがり)の墓」⇒ コチラから
・「玉城(たまぐすく)グスク跡」⇒ コチラから
・「仲村渠(なかんだかり)樋川」⇒ コチラから
・「ミントングスク」⇒ コチラから
・「垣花(かきのはな)樋川」⇒ コチラから

なお、垣花城跡は、着いたときには暗くなってしまい、写真が撮れませんでしたので、このサイトでは未掲載です。左の垣花城跡の写真は南城市からお借りしました。

↑ 糸数グスク跡
グスクロード
↑ グスクロード公園
玉城グスク跡
↑ 玉城グスク跡
ミントングスク
↑ ミントングスク
垣花城跡
↑ 垣花城跡


地図をご覧になる方はコチラから ⇒ グスクロード
上記の "歩きのオススメコースの地図" は ⇒ コチラから。 徒歩ではなく車で糸数城跡から垣花城跡を目指す場合は、糸数樋川や百十踏揚の墓は、道が分かりにくいので省略してもいいカモです。

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