玉取崎(たまとりざき)展望台


玉取崎展望台


新空港から車で20分くらいですから、空港に一番近い展望台です。平久保(ひらくぼ)半島の根っ子の部分、金武岳(きんだけ)の東の山麓にあり、南の野原崎(のばるざき)から石垣島最北端の平久保崎まで、石垣島の東側のサンゴ礁の海を一望できます。私は、石垣では一番美しい海ではないかと思います。

小高い丘にある展望台までの道は、遊歩道として整備され、道の両側には一年を通してハイビスカスなどの花々が見られます。駐車場には沖縄の県花「デイゴ」の大樹があり、3月には赤い花が咲きます。ただし、デイゴは気まぐれな花で、毎年、満開になるとは限らないそうで、デイゴが見事に咲くと、その年は台風の当たり年で、天災(干ばつ)に見舞われるという言い伝えがあります。この「でいご」は、沖縄では「やしきこーさー(屋敷壊さー)」と言う別名があります。それは根の力がとても強いため、庭など家の近くに植えると、家の基礎を壊してしまい家を傾かせてしまうのだそうです。観光とは関係ないのですが、本土の大学の合格電報は「サクラ咲く」ですが、琉球大学では「デイゴ咲く」だそうです。

《ご参考》 デイゴがたくさん咲く年は台風の当たり年とご紹介しました。THE BOOmのヒット曲「島唄」の歌詞にも「デイゴの花が咲き 風を呼び 嵐が来た デイゴが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た」とありますが、デイゴが咲くと嵐になるという科学的な根拠はありません。迷信です。デイゴが咲いても咲かなくても沖縄には台風がよく来ます。特に最近は、風速80メートルクラスの台風が来ます。暴風警報が発令されると、ゆいレールもバスも運休します。スーパーも店を閉めます。やっているのは、レンタルビデオ屋とコンビニくらいですが、停電になると補助電源のない店は閉店します。じっとして台風が通り過ぎるのを待つだけです。

なお、一番下のデイゴの写真は、平成27年3月、玉取崎展望台で撮影したものです。



玉取崎展望台

玉取崎展望台

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・玉取崎(たまとりざき)展望台 ⇒ コチラから
・平久保崎(ひらくぼさき) ⇒ コチラから
・吹通川(ふきどうがわ)のマングローブ ⇒ コチラから
・米原のヤエヤマヤシ群落 ⇒ コチラから
・川平湾(かびらわん) ⇒ コチラから
・御神崎(うがんざき・おがんざき) ⇒ コチラから
・新石垣空港 ⇒ コチラから
・於茂登岳(おもとだけ) ⇒ コチラから。私の山登りサイトへ。
・野底岳(ぬすくまーぺー) ⇒ コチラから。私の山登りサイトへ。
・お隣の西表島(いりおもてじま) ⇒ コチラから。私の山登りサイトへ。


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