川平湾(かびらわん)


川平湾



川平湾は、石垣島を代表する景勝地です。石垣島を紹介するガイドブックには必ず出てきます。川平と書いて「かびら」と読み、島の北西部にあります。平成9年9月11日に「川平湾及び於茂登(おもと)岳」として国の名勝に指定されています。かの有名な故岡本太郎氏は「いかなる画人のいかなる詩情をもってしても、その表現が困難である。描く色を私はもっていない」と賞賛しました。

なお、本土にも川平という姓の人がいますが、読みは「かわひら」でした。「かびら」と読ませる有名人は、スポーツキャスターで、最近は楽天カードのCMでよく見かける川平慈英(かびら じえい)さん、その兄でフリーキャスターの川平慈温(かびらじおん−テレビなどではジョン・カビラと名乗っています)さんがいます。お二人の出身は石垣島ではなく那覇市だそうです。「川平」は、石垣島に多いのかと思ったら、沖縄本島と宮古島に多い姓だそうです(HP苗字由来net)。

海水の透明度が高く、光が深く届き、白い砂や珊瑚礁の反射など、また、潮の満ち引きにより刻々とその色を変えますので、沖縄でも一、二を競うきれいな海として有名です。湾口をふさぐように横たわる小島(くじま)をはじめとする9つの小さな島が湾内に点在し、海中には数多くの種類の造礁サンゴがあり、大正時代から湾内で黒蝶真珠の養殖が行われています。近くで見るより、少し離れてみた方がきれいに見えました。ただし、近年、水質の汚濁により、以前のような透明度のある海ではなくなりつつあるようです。



オオゴマダラ ハイビスカス
グラスボートから左:ユビエダサンゴ、右:ウミガメがたくさん泳いでいました
オオゴマダラ ハイビスカス
左:川平湾に浮かぶ小島(くじま)、右:座礁船の撤収作業中


湾内のサンゴ礁は観光用のグラスボートで鑑賞することができますが、潮流が強いため遊泳は禁止されています。グラスボートで遊覧中、傾いた船が浮かんでいました。船長に聞いたら、9月28日の台風17号で流されて浅瀬に座礁したモンゴル船籍の漁船が放置されたままだそうで、私が行ったこの日に撤収作業をしていました。



川平湾


《追記》
BEGIN(下記参照)の比嘉栄昇さんを発起人とする「島人ぬ宝さがしプロジェクト」は、新たな石垣島のスポット24カ所を発表(平成29年1月)しましたが、そのなかに川平湾の絶景テラス、小島のワニ岩が選ばれました。比嘉さんは「新たなスポットとして子どもたちに受け継いでいき、大事にしたい。この中から新たな地域の唄を作りたい」と話しています(八重山毎日新聞)

《ご参考》BEGIN…石垣島出身の幼なじみ3人が結成したバンド。「涙そうそう」や「島人ぬ宝」などのヒット曲があり、紅白歌合戦にも出場したことがあります。



川平湾絶景テラス

ぶざま岳中腹の「絶景テラス」から見た川平湾=石垣市観光文化課提供=


なお、無料駐車場が満車ときは、有料駐車場を利用しなければなりませんが、グラスボートを利用すれば無料になると「HP沖縄ラボ」に紹介されていました。グラスボートの割引クーポンは ⇒ コチラから。PC用とスマホ用があります。グラスボート業者は複数ありますので、クーポンを使用するときは、グラスボートの会社名を確認してください。



地図をご覧になる方はコチラから ⇒川平湾



◎このサイトでご紹介している島内の観光地は、次の「 ⇒ コチラから」でご覧ください。
・玉取崎(たまとりざき)展望台 ⇒ コチラから
・平久保崎(ひらくぼさき) ⇒ コチラから
・吹通川(ふきどうがわ)のマングローブ ⇒ コチラから
・米原のヤエヤマヤシ群落 ⇒ コチラから
・川平湾(かびらわん) ⇒ コチラから
・御神崎(うがんざき・おがんざき) ⇒ コチラから
・新石垣空港 ⇒ コチラから
・於茂登岳(おもとだけ) ⇒ コチラから。私の山登りサイトへ。
・野底岳(ぬすくまーぺー) ⇒ コチラから。私の山登りサイトへ。
・お隣の西表島(いりおもてじま) ⇒ コチラから。私の山登りサイトへ。


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