与那原の石獅子(よなばるのいしじし)


沖縄の歴史書の一つ『球陽(注1)』に、1689年当時、火事が頻発して難儀していた人々が風水師に助言を求めたところ、その風水師は八重瀬岳の影響によるものといい、これを防ぐには獅子の像をつくりその山に向けて設置するようにと助言しました。住民がその言に従ってシーサーを設置したところ火事は発生しなくなったといいます。その獅子は現存しており、沖縄最古の石獅子、八重町の富盛(ともり)の石獅子(注2)です。

沖縄に全部で何体の石獅子があるのか分かりませんが、本島では北部より南部でよく見かけます。与那原町のHPを見ると、町内には7体の石獅子があり、町の中心部、親川通りとえびす通り界隈に4体あるそうなので、探しに行きました。新島区の2体はすぐ見つかりました。中島区にも2体あるはずなのですが、1体しか見つかりません。地図を片手に同じところをグルグルと探し回りましたが、どうしても見つかりません。街行く人に聞いても「さぁ~」と言われるばかりでした。町内の観光Mapをもらうために立ち寄った商工会に戻って聞いてみました。「アァ、アレはね、コミュティセンターに引っ越したよ」。いくら探しても見つからないはずです。しかし、火除けの守り神をそんなに簡単に移転してもいいのかなぁ?。
(注1)球陽…、1743年から1745年にかけて琉球王国の正史として編纂された歴史書。
(注2)富盛の石獅子 ⇒ コチラから



夜景 ニライカナイ橋
新島区の石獅子① 新島区の石獅子②
隧道 マラソン
中島区の石獅子 コミュニティセンター前の石獅子


地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 与那原の石獅子 与那原町企画観光課のPDFのページです。石獅子の地図はP26にあります。この地図の中島区石獅子②が、コミュティセンター前に移転しました。このPDFは36ページあり、重いので画面が出るまで時間がかかります。


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