荒神(こうじん)


荒神


荒神とは、日本の民間信仰において、台所の神として祀られる神といわれていますが、Webで調べても明確な定義はないようです。伝承では荒魂(あらみたま)を祀って荒神としたともいわれています。

末吉の荒神は、火の神を祀っているとも、または、遍照寺(注1)を守護する地神として巨岩を御神体とする荒神が祀られているともいわれています。

HP「鬢頭虜と行く首里の坂道!歴史まーい」によれば、首里では末吉の荒神を夜半参り御嶽(ヤハンメーウタキ)と呼んでいたともいわれ、荒神の別名称が夜半参り御嶽なのか、それとも別に夜半参り御嶽があったのかはっきりしていません。 ヤハンメーウタキ(夜半参御嶽)といわれた末社荒神の神体は岩像で以前は手前に「賓頭盧(びんずる:釈迦の弟子)」が安置されていたが現在はありません。女性が深夜にイリガンを添えて祈れば恋が叶うと言われ、地元や首里の上流士女がヤハンメー(夜半参り)したといいます。

琉球新報のレキオ(2018.09.27)によれば、夜半に女性が男装をしてお参りし、イリガン(かもじ)を添えて思う男性に会いたいと祈願すると恋が叶う伝説もあるそうです。

(注1)遍照寺(へんじょうじ)…かつて那覇市首里末吉町にあった寺院。末吉宮の別当寺です。沖縄戦で焼失しましたが、現在は沖縄県沖縄市(旧コザ市)に移転し現存しています。詳しくは ⇒ コチラから

地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 荒神 


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