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辺戸大川(へどうっかー:国頭村)

辺戸大川は沖縄本島の一番、北の国頭村にあります。国道58号線沿いの辺戸集落の東側を流れる小川です。

辺戸大川


辺戸大川のお水取り


新年の平和や健康長寿を祈り、首里城に献上する若水を国頭村の辺戸大川で汲む、琉球王朝伝統行事を再現した「大川御水取り」が、毎年12月に行われています(上の写真)。併せて若水を首里城へ運ぶ「首里城への若水献上役伝(えきでん)」は、若水を担いだ走者らが辺戸を出発します。本島西海岸を南下し5日間で、26区間126.1キロを運んだ上で、首里城に到着します。
この行事は、戦後、途絶えていましたが、1998(平成10)年に復活しました。今でも、辺戸集落の佐久間家を中心に行われており、新聞やテレビのニュースに取り上げられています。

祈願の最中の写真撮影は禁止、スマホの電源も切るか、マナーモードへ切り替えるよう注意があります(上の「お水取り」の写真は琉球新報に掲載されたものです)。また、規制線も張られ、見学する場所も指定されます。実際に国王へ献上されるかのごとく、大変厳かな空気の中、行事は進められていきます。

なお、琉球王国時代に、「辺戸之御水且吉方(かつえほう)御水献上」という規式があり、元旦の朝、辺戸大川の水と首里城から見た、その年の吉方の水を国王に献上するのが恒例となっていました。 卯の方の吉方の年に お水取りをするのは、首里にある弁ヶ嶽麓の弁嶽之川です。詳しくは ⇒ こちらから

Google地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 辺戸大川 辺戸共同売店と大川の間に駐車場があります。


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