アマミチューの墓(うるま市)


アマミチューの墓


うるま市の浜比嘉島にあります。浜比嘉大橋を渡ると道路が突き当たりますので、左へ。しばらく走ると左側に海に突き出た島が見えます。通り過ぎた左に駐車場があります。

沖縄には「神の島」がいくつか存在します。ここは、そのひとつ浜比嘉島にある聖地「アマミチューの墓(アマミキヨの墓)」で、地元ではアマンジと呼ばれています。アマミキヨは、琉球開闢(かいびゃく)の祖神と伝えられています。この島でシルミチュー(シネリキヨ)とともに暮らし、三男二女の子どもをもうけ、それが琉球の人々の始祖となったという伝説も残っています。

コンクリートの桟橋を渡って左に回り込みます。突き出た岩に頭をぶつけないよう気を付けて進むと案内板があり、右上に洞窟があります。そこがアマミチューの墓です(上の写真)。毎年、年頭拝み(ニントウウガミ・ニントゥウグワン、旧暦の1月1日に行われる儀式)には比嘉集落のノロ(祝女)が集まり、多くの島民と共に、五穀豊穣・無病息災・子孫繁昌・島の発展を祈願します。さらに島の奥にあるシルミチュー霊場と並ぶ浜比嘉島の神聖な場所であり、沖縄のパワースポットの一つとしても知られている場所です。

現地の説明板には、次の通り記されています。
字比嘉の東方海岸にアマンジと呼ばれる岩屋の小島があり、そこに洞穴を囲い込んだ墓がある。地元では琉球開びゃく伝説で有名なアマミチュー、シルミチューの男女二神及び他の神が祀られていると伝えられている。毎年、年頭拝みには宇比嘉のノロ(祝女)が中心となって島の人々多数が参加して、豊穣・無病息災・子孫繁昌を祈願している。また、古くから各地からの参拝者が絶えない、信仰圏の広い貴重な霊場である。

アマミチュー(アマミキヨ)の名は、天から、あるいは東方の海の彼方(ニライカナイ)から来たと言われていますが、一方ではアマミンチュー・アマンチューが転じたもの、すなわち奄美人を指し、現在の奄美大島から文化をもってきた渡来人という説もあります。
=ご参考=
浜比嘉島は、面積2.09km2、周囲6.69km、最高峰は「スガイ山」で、標高は78.7mである。島には浜地区と比嘉地区という二つの集落があり、500人ほどの人が住んでいるそうです。



アマミチューの墓のある島

アマミチューの墓のある島。突き当ったら左へ

地図をご覧になる方はコチラから ⇒ アマミチューの墓 
シルミチューの墓は ⇒ コチラから。 


  ナビゲーションはトップページにあります。

   TOPページへ

Copyright © 2015 ハイホーの沖縄散歩 
logo