与那原の材木ストリート


材木ストリート


この辺りには、昔は山原船(やんばるせん)の発着場があり、港町として栄えたところです。山原船とは、戦前まで、沖縄本島中南部と北部を結んでいた交易・運搬船。木綿帆の帆船で、遠くは先島、奄美まで出かけていたそうです。

戦前戦後と国頭から山原船で与那原港に運び込まれた材木、薪、炭を取り扱うシチバ(注)と呼ばれる材木屋が港周辺に立ち並び、いつしか材木ストリートの名前で呼ばれるようになりました。今でも何軒か営業を続けている材木屋があり、木の香りが漂い、往時をしのぶことができます。

(注)シチバ…漢字で書くと「敷場」。材木等の荷物置き場とか、薪の荷揚げを行う場所のことをいう。



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