世礼井(しりーがー)


世礼井


このガーは、主留前殿内から富里のヒンプンに向かう途中にありました。

富里地区の世礼家の入口にあるところから、そう呼ばれているそうです。ガーの右手には、丁寧に石が組まれております。規模は小さいですが、写真のような見栄えのよい井戸です。今は、残念ながら水は濁っていますが、昔は人々の暮らしを支え、産湯や若水汲み、人の飲み水から野菜洗い、洗濯など生活用水として多目的に利用されていた井戸でした。また、沖縄のガーは、拝みや信仰の対象でもありました。

仲栄真グシク周辺には他にも仲井真ガー、屋武多ガー、正泉ガーなどがあり、富里地区は水にめぐまれた地域であることがわかります。

富里の世礼井

左の写真のガーの左手に石柱が写っていますが、前面には「大正七年八月」と刻まれています。
道のない所を歩いていて、ここに出ましたので、主留前殿内から富里のヒンプンに向かう途中にありましたが、正確な位置が特定できませんでしたので、「世礼井」の地図は、掲載しておりません。


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