ハナンダー


ハナンダー
自然の驚異、八重瀬町に残るハナンダー


この橋は「ハナンダー」と呼ばれる琉球石灰岩が浸食によって自然にできた橋です。長さは約29m、幅約10m、高さ約10mほどあります。「ハンダー」とは、形が牛の鼻輪に似ていることから付けられたそうです。橋の下の部分は鍾乳石のようですから、洞窟の中を水が流れ、下の部分は流され、上の部分だけが残って橋のようになったと思われます。

琉球王朝時代から各間切や村々への移動の際に利用されてきた重要な道路でした。橋の入口には案内板がありました。次のとおり記されています。

名勝「ハナンダー」(自然橋)
地元で「ハナンダー」と呼ばれる琉球石灰岩により形成された天然の橋。本来は洞窟であったと考えられるが、長い間に風雨や橋下に流れる白水川などによる浸食作用により現在の部分を残したかたちになったと考えられている。
橋の長さ約29m、幅約10m、高さ約10m、両橋脚間の距離は平均で16mの長さがある。
元禄15年(1702年)に成立した元禄国絵図に道筋として記載されているものと考えられ、古くは近世琉球時代から交通の要所として利用されており、具志頭間切をはじめ、玉城間切や摩文仁間切への重要な通り道でもあったと伝えられている。
また、かつて橋の下にはハナンダーグムイ(池)と呼ばれる深いくぼみがあり、地元住民の川遊びの場としても利用されていた。
八重瀬町教育委員会


橋の上 案内板
橋の上は歩けます 案内板
全景 大正時代のハナンダー
ハンダーの全景 大正時代のハナンダー(現地の案内板からcopy)


地図をご覧になる方はコチラから ⇒ ハナンダー 道の駅「やえせ」から歩いて出かけました。新聞の歴史アッチャー「八重瀬町具志頭編」に掲載されていた地図を持って探したのですが、絵地図でしたので実際の地図と異なっており、探すのに苦労しました。出会った地元の方に聞いても「ハナンダー」をご存じなく、正確な場所を知っていれば道の駅「やえせ」から歩いてもすぐの所でしたが、かなり大回りしてたどり着きました。この日は、沖縄で今年初めて気温が29℃を超えた日でしたので、たいへん暑い思いをしました。場所は、道の駅から南西に200メートルくらいのところです。


  ナビゲーションはトップページにあります。

   TOPページへ

Copyright © 2015 ハイホーの沖縄散歩 
logo