具志川城(ぐしかわぐすく)跡


具志川城跡
野面積みで築かれてた城壁。柵で囲ってあるところは「ヒーフチミー」といわれています
具志川城跡
本島最南端のグスク。城壁の上から撮影
具志川城跡
高さ17メートルの崖の上に築かれています。機械もなかった時代、どうやって外から石を積んだのでしょう?


具志川城跡といっても、旧具志川市(現在のうるま市)ではなく、糸満市喜屋武(きゃん)にあります。本島最南端にあるグスクです。上の写真のように海に突き出た高さ17メートルの崖の上に築かれており、城の門以外の三方は、いづれも断崖となっています。この石は、外から見てもきれいに積んであるので、石積みの専門家は足場を造って外面から積んだと思われるが、こんな高いところにどうやって足場を組んだのだろうと言っています。城内には、「ヒーフチミー」と呼ばれる穴が開いていて、内部は石灰岩の空洞になっています。海から荷物を上げたり、有事のときの避難に使われていたそうです。

城の規模は、東西82~3メートル。南北は二の丸の幅が33メートルです。久米島の北の海岸線沿いにも同名の具志川城がありましたが、立地、規模、構造がよく似ているそうです。久米島から落ち延びて本島に逃れてきた、旧具志川城主"真金声(まかねくい)"が築いたという説もあるそうです。900年も前の話です(以上、現地の案内板より)。

昭和47年5月、国の史跡に指定されました。城壁の上にも登れますが、ハイヒール、サンダルは危険です。また、ここから海岸に下りる道がありますが、下りるときは足元にご注意ください。



具志川城跡 具志川城跡
具志川城跡
具志川城跡より喜屋武岬方向を望む

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