七 つ 墓


ゆいレール美栄橋駅前から撮影


「七つ墓」は、沖縄本島の心霊スポットとして、知らない人はいないぐらい有名です。心霊スポットということは、何やら怪しいムードが漂うところなのです。「七つ墓」の目の前の通りは沖映通りという名称がついていますが、国際通りに近いのに街は閑散としており、新しい店が出来ては潰れ、出来ては潰れして一部はシャッター通りになっています。あの栄華を誇ったダイエーも、地元の反対を押し切ってここで開業したのですが、平成17年に撤退しています。沖縄の方の中には、この土地には祟りがあるから商売屋は潰れると言う人もいます。また、「七つ墓」をネットで検索すると、幽霊の話がたくさん出てきますので、美栄橋駅前に建つ「七つ墓と十貫瀬の伝説」の碑に記されている内容を、原文のままご紹介しましょう。

「美栄橋駅のすぐ近くに幽霊伝説と地名の由来となった岩山が現存する。
この岩山には七つの墓が並んであったことから「七つ墓」と呼ばれている。昔、この岩山近くのお店に子供のお菓子を買う女性がたびたび現れた。その女性が置 いていくお金が翌日には紙(紙銭・カビジン)に変わるので、不思議に思った店の主人が、ある日、女性の後をつけていくと、墓の中に入っていった。墓の中を 覗いてみると、驚いたことに死んだ母親の側で赤ん坊がアメをしゃぶっていたという。子供を想う母親の気持ちが現れた幽霊話である。」

場所は、ゆいレール「美栄橋駅」と「ジュンク堂(撤退したダイエーの跡に入った本屋さん)の間にある小さな山というか、小高い丘です。この山の中に七つの墓があったことから、通称「七つ墓」と呼ばれるようになったそうです。島の言葉では「ナナチバーカー」といいます。前述した「飴買い幽霊」とか「子育て幽霊」のお話しは、この墓を舞台にした伝説です。

本当に墓が七つあるのか、調べに行きました。しかし、この山の周辺は民家やマンションなどがぎっしり建っていて、山の中には入れませんでした。どこかに道があるのかもしれないと思って山の周囲を2周しましたが、道はありませんでした。1ヶ所だけ近づくことが出来るところがあったので柵をくぐって入ってみると、お知らせの立て札があり「この地域は十貫瀬公園区域に指定され、今後、整備事業を進める予定です。現在、お墓の所有者の確認を行っているところです。所有者及び関係の方は ご連絡ください。那覇市役所」と書かれていました。しかし、この奥には、山の斜面を利用して作られたお墓があり、行き止まりでした。

何の整備事業なのかは知りませんが、この七つ墓のある山は、中国皇帝の使者の記録には、「七星山(しちせいざん)」と記されています。そんな由緒ある歴史遺産ですので、整備を進めて災いが起こらなければいいのですが…。



入口にあったが立て札 立て札のところにあったお墓
ここで行きどまり 周囲は民家とマンションに囲まれ山には入れません


なお、牧志の「理容たかまつ」裏にあった「珈琲屋台ひばり屋」さんが、この山の近くに移転しました。オープンテラスの喫茶店・屋台の喫茶店として知る人ぞ知るお店です。私が七つ墓に最初に行ったときは、移転したことを知らなかったので立ち寄りませんでした。2回目に行ったときはお休みでした。この日は、毎年、恒例の「てぬぐい日和(びより)」のイベントがありましたので、コーヒーの出張販売に行っておられたようです。HPを見ると美栄橋駅の南46メートルとあります。昔から曰く因縁のあるところです。場所が場所だけに、潰れないことを祈ります。


地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 七つ墓


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