平等所跡(ヒラジョアト)





那覇市首里久場川町にあります。歴史的な遺構が見つかった平良橋のすぐ近くです。平等所とは、琉球王朝時代の裁判所のことです。つまり、司法機関です。場所を示す石製の案内板があるだけで、往時の面影を残すものは何もありません。

現地の案内板には次のとおり記されています(原文のまま)。

琉球王国時代の裁判所跡。警察・拘置所の機能も有した。設置年は不明だが、敷地は88坪あったといわれ、法廷兼事務所、拘置所等が置かれた。
平等所には、「平等之側(ひらのそば)」(平等所長官)、「平等方吟味役(ひらほうぎんみやく)」(次官)の下に「平等所大屋子主取(ウフヤクぬしとり)」(主席判事)、「平等所大屋子(ウフヤク)」(判事)等の役人がおり、主取・大屋子が取調をもとに調書と判決の案文を提出し、斬刑(ざんけい)・流罪(るざい)・寺預(てらあずけ)などの判決が確定した。平等所では他に王家の墓陵「玉陵(タマウドゥン)」の管理や首里市中の土地・山林に関する事務も行った。
1879年(明治12)の沖縄県設置後、一時「久場川芝居(クバガーしばい)」(演芸場(エンジバ))が置かれた。





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