ベッテルハイム居住之跡碑


ベッテルハイム記念碑


那覇市若狭の護国寺内にあります。

ベッテルハイムはハンガリー王国に生まれ、のちイギリス人の女性と結婚してイギリス国籍を取得、イングランド国教会の宣教師であり、医師でもありました。1846年4月30日、香港から琉球王国に到着。当時の琉球王国においてはキリスト教は禁教であったため、その布教活動は制限され、多くの成果を残すことはありませんでしたが、英語講師、聖書の琉球語訳「流訳聖書」の発行に力を尽くしました。また、医師としては評価を得る事ができ、西洋医学とイギリスで発見されたジェンナーの牛痘接種法を泊の仲地紀仁(なかちきじん:注1)に伝授したという話も残っています。

1854年ペリーが来琉した際、ペリーと共にアメリカに渡り、沖縄を離れました。この塔については、1926年5月、ベッテルハイム来琉80周年を記念して、その8年間に居住した護国寺に居住之跡碑が建立されたものです。

(注1)仲地紀仁…琉球王国の医師。泊村(現・那覇市)出身。26歳で中国・清の福州へ渡り、3年間内科、眼科を学び、その帰路、薩摩藩に漂着し、外科を学ぶ。1年滞在ののち帰国、すぐ琉球王府勤めの医者となった。

地図をご覧になる方はコチラから ⇒ ベッテルハイム居住之跡碑 


  ナビゲーションはトップページにあります。

   TOPページへ

Copyright © 2015 ハイホーの沖縄散歩 
logo