轟(とどろき)の滝


国道58号線からあまり離れておらず、比地大滝へ行くときのようにトレッキングの装備も不要です。目には見えませんが、マイナスイオンが漂っているような気がします。また、森の木陰が肌に心地よい安らぎを与えてくれ、ベンチもあるので、ちょっと一息つくのにもイイでしょう。ゆっくりと散策しながら、自然を楽しむこともできます。許田の道の駅から車ですぐの場所にありますので、気軽に立ち寄るのにお勧めです。

現地の案内板には次のとおり記されています。
沖縄県指定文化財(名称)
『轟の滝』
昭和31年2月22日指定
久志岳と辺野古岳を中心とする広大な樹海を源とする約4qに及ぶ川が数久田部落の近くで滝になって落ちます。左右の巨岩(火成岩)の間から落下し飛び散る水しぶきは、観る人々に涼しさを満喫させてくれます。
滝の高さ約28m、滝壷の幅約6m、深さ約1.5mです。ところが、近年上流域での取水や山地開発により水量が大きく減り、さびしい気がします。
かつての風光明媚な轟の滝をたたえ、多くの和歌や琉歌が詠まれました。その代表的なものを紹介します。

 〔和歌〕
  轟の滝のみなもと尋ねれば
    天の河原に続くあるらん
 (平敷屋朝敏)

  源は天の河原に続くらん
    雲より落つる轟の滝(読人知らず)

 〔琉歌〕
  数久田轟の 滝の白糸や
    くり返し返し 見てもあかぬ(護得久朝常)

  夏もよそなしゆさ 浮世名に立ちゆる
    数久田轟の 滝の麓(比嘉賀烈)

数久田区 名護市教育委員会

私が行ったときは、長期間、雨が降らない日が続いた後だったので、以前に行ったことのある人から、「いつもは ”どろき” の滝ですが、このところ雨が降らないので、今日は ” どろき” の滝です(笑)」と教えてくれたとおり、下の写真(左)のような、まるでソーメンのような細い滝でした。山トモの神田香代子さんから、一昨年10月にここを訪れたときに撮影した「いつもの轟の滝」の写真を送っていただいたので、ご紹介します(下の写真:右)。

なお、頑張れば滝の水の落ちるところまで行くことが出来ますが、周辺の石は滑りやすいので注意が必要です。駐車料金、入場とも無料です。




地図をご覧になる方はコチラから ⇒轟の滝  許田の道の駅から名護市内方面に進むと、数久田のバス停があり、歩道橋があります。その先の信号を右折します。道は右に大きくカーブし、橋を渡ってすぐ左折です。角に滝の子保育園があります。川を左に見て直進すれば道なりです。途中、道が狭いので対向車には気を付けてください。突き当ったところが駐車場です。古い建物ですがWCもあります。ここから先は車は入れませんので歩いてください。


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