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嘉陽(かよう)層の褶曲(しゅうきょく)

沖縄に来て間もないころ、サークルの仲間と本島北部を一周しました。辺戸岬まで行った帰路、東海岸を南下して、国頭郡の「くいなパークゴルフ場」でプレイした後、国道331号線の天仁屋(てにや)に「嘉陽層の褶曲220m」と書かれた道路表示板がありました。入り口にロープがしてあったので、歩いて見に行きました。そこには、地球のエネルギーによって形造られた造形美がありました。それが下の写真です。



嘉陽層の褶曲


嘉陽層の褶曲


嘉陽層というのは地層の名前で、褶曲というのは、地層がぐにゃぐにゃと曲がっていることです。 褶曲自体は、全国各地で見られますので、特に珍しいものではありませんが、目の当たりに見ると、地球の営みには驚きがあります。この褶曲は名護市の東海岸にあります。しかし、もっとすごい大褶曲が見られるのはここではありません。場所は、この近くですが、天仁屋・バン崎の褶曲は、下の写真のように、見る人をもっと驚かせます。まるで、芸術作品です。ここに行くには、天仁屋の集落から海岸に出て、海岸線を1.6キロ歩かねばなりません。また、潮が満ちているときや、海が荒れているときは通行できません。加えて、干潮の時間を選んで往復しなければなりません。そのとき、私たちは、海を歩くような履物ではありませんので、バン崎には行けませんでした。しかし、国道から少し入ったところにある褶曲の見本のような地層は見ることでができました。この先、国道を数キロ南下すると、カヌチャリゾートがありました。

なお、「嘉陽(かよう)層の褶曲」は、2012年に国指定の天然記念物に指定されています。また、バン崎には行けませんでしたので、下の写真は、沖縄県立博物館からお借りしました。



嘉陽層の褶曲


地図をご覧になる方はコチラから ⇒嘉陽層の褶曲 
地図の赤矢印は、国道331号線沿いにある嘉陽層の褶曲。左の標識のところを右に入ったロープの前に車を置き歩く。

すぐ上の写真のような、大規模な褶曲は、地図の右下にあるバン崎に行かないと見られない。天仁屋ビーチから海岸線に沿って1.6kmほど歩く。干潮の前後1時間半ぐらいの間に往復する。岩礁を歩くので、ビーチサンダルは適さない。




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