大石林山(だいせきりんざん)





平成4年3月の開園当初は金剛石林山といっていましたが、中国に同じ名前があるので、平成12年、名前を変更したと同行のNさんが教えてくれました。ここは、沖縄に来たときに名前は知っていましたが、「おおいし」なのか「だいせき」なのか、読み方が分かりませんでした。

駐車場の一角にある入場券売場で受付を済ませると、小型バスで5分ほどの精気小屋と呼ばれるところまで運んでくれます。この精気小屋を起点に「美ら海展望台コース」「亜熱帯自然林コース」「巨岩・石林感動コース」「バリアフリーコース」の4つのコースが設定されていて、それぞれのコースを周遊できます。



左の建物で入場券を購入し、右のベンチで迎えのバスを待ちます。










縁結びの岩、孫悟空、烏帽子岩、宇宙人、生まれ変わりの岩、骨盤石、ピカソ岩などなど、奇岩怪石に、それぞれ名前が付けられており、日本最大級のガジュマルも見ることも出来ます。

また、ここでは、毎年3〜4月に「イルカンダ花めぐり」を開催しています。イルカンダとは、下の写真のようなヤンバルに生息するマメ科の植物で、沖縄の方言でイルは「色」、カンダは「カズラ」を指し、それが和名にもなっています。
湿度が高く日陰になっている場所を好み、周囲の木にツルを巻き付け成長。ブドウの房のようにぶら下がる花は「大自然のパープルシャンデリア」と呼ばれます。 沖縄の植物を気に入った人なら一度は見たくなる珍しい花で、独特な香りも特徴のひとつです。






《ご参考》熱帯カルスト…大石林山は、沖縄本島最北端に位置し、約2億年前(古生代〜中生代)の石灰岩が雨水などで長い年月をかけて侵食されてできた山である。石灰岩の台地は、二酸化炭素を含んだ雨水に溶ける性質があり、そのためカルスト地形と呼はれる特異な地形ができる。大石林山は世界の熱帯カルストの最北端にあたり、パプアニューギニアやインドネシア等の亜熱帯地域でみられる熱帯カルスト地形が日本では沖縄だけで見ることができるという(HP「沖縄本島の自然・琉球石灰岩とカルスト地形・サンゴ礁を巡る旅」より)。



地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 大石林山
アクセス、料金などは、http://www.sekirinzan.com/ からご確認ください。


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