茅打(かやうち)バンタ





「茅打バンタ」は国頭村宜名真(ぎなま)にある高さ約100mの断崖絶壁。バンタとは沖縄ではよく聞かれる地名であり、崖という意味です。茅打ちバンタの名の由来は、束ねた茅を崖から投げ込むと、風に打たれてバラバラになることからこの名がついたそうです。上の写真は、バンタから宜名真漁港を見下ろした風景です。

昔、道路が整備されていなかった頃の往来は断崖絶壁を越えて行かなければならず、岩の裂け目に打ち込んだ杭や木の根を頼りにするという交通の難所でした。途中で反対方向から来た人と出くわすと、どちらか一人が戻って道を譲らねばならなかったことから「戻る道」とも呼ばれたといいます。

少し手前に「生命とは 自然の中に生かされ 自然と共に生きる 合掌」と彫られた記念碑があります。バンタの名がつく地名は、ほかにも「果報バンタ( うるま市宮城島)」「比屋定バンタ(久米島)」「慶座バンタ(ギーザバンタ・八重瀬町)」「ワリーバンタ(本部町備瀬)」などがあります。



地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 茅打バンタ 

行き方は国道58号線から宜名真集落手前で右(東側)に曲がるのだ近道ですが、私が行った日は、その道が通行止めだったので、大石林山に入る道の途中から入り、帰路も来た道を戻りました。


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