ワイトゥイ (うるま市)




地元の人たちが交通難解消のため、人力で断崖を掘削した農道が「ワイトゥイ」です。場所は、うるま市勝連(かつれん)の平安名(へんな)集落にあります。岩を割って取ったという意味から「ワイトゥイ」と呼ばれています。正式には比殿(ヒドゥン)農道といいます。

長年、村人は比殿バンタの急崖の険阻な山道を上り下りしていましたが、1932年から3年の歳月を費やしてこの断崖を掘削し、横断道路を開通させました。長さは約150m、高さは最も高いところで20mもあります。

上記と重複しますが、説明板には、次のとおり記されています。
ワイトゥイ 勝連町指定文化財第10号 史跡
ワイトゥイは、字平安名南西部〔比殿原(ヒトゥンバル)、嘉慶奈久(カゲナク)〕の農耕地へ通ずる断崖を掘削した農道です。
長年、村人は比殿バンタの急崖の険阻な山道を登り降りしていたが、この苦難を解消するために、昭和7年から同10年にかけてこの断崖を掘削、横断農道を開通させました。長さ約150m、高さは最も高い所で20mもあります。
当時は、トゥングェー(金鍬)やカニガラ(石割棒)などを使った人々の難工事の跡が断面に刻まれており、その苦難の歴史を知る上で重要です。
設置 1997年3月 勝連町教育委員会



地図をご覧になる方はコチラから ⇒ ワイトゥイ  私は地元の古老の運転する車に乗せてもらい、中城湾の海側の道から入ったので、どこをどう走ったのか分かりませんでしたが、地図を見ながら分かりやすい道をご説明すると、勝連半島の勝連城址を直進し、与勝の交差点を右折。与那城の信号を過ぎて5〜600メートルほど進むとファミマが右に見える。その次の信号を右折すると両壁が岩肌の断崖がある。そこが「ワイトゥイ」です。指定された駐車場はありませんので、空きスペースに駐車するときは自己責任で。道路は写真のように狭いので、歩くときは車に注意。


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