浦添運動公園メインゲート向かいの「おもろの碑」


運動公園おもろの碑 説明碑


浦添市のスポーツの拠点として市民の体力増進やレクリエーション活動の場として整備されたのが、浦添市運動公園(ANAスポーツパーク)です。 2018年10月、全日空が、この運動公園の命名権(ネーミングライツ)を取得しましたので、現在は、野球場、体育館、陸上トラック、プールなど、すべての施設にANAの名前が冠しております。

「おもろ」とは神に捧げる歌、神への言葉と言われています。いつ頃から謡われてきたかははっきりわかっていませんが、村祭りや琉球王府の祭りなどで謡われてきたそうです。土地のこと、領主や歴史上の人物を讃えたもの、五穀豊穣や航海安全を祈ったものなどいろんな歌があります。浦添市には9つの歌碑が建てられています。

「おもろ」を王府が集めて編集した「おもろそうし」は全22巻あり、全部で1554首もの歌が収められているそうです。浦添に関連するものは15巻「うらおそい・きたたん・よんたんざおもろ」に収められた52首。一番古いと言われる「えぞのいくさもい」(英祖王)を謡ったおもろは、かつての英祖王居城地・伊祖公園内の歌碑になっています。

浦添市運動公園の歌碑には、次のとおり記されています。

 浦添は 浦添には 
 神酒がある 酒がある
  多謝 多謝 今日は 今日は
  世寄せによの方を招き
  渡嘉敷は 渡嘉敷には
  酒がある
  神酒がある

古琉球の時代にうたわれたおもろ(神歌)を集めた歌謡集『おもろさうし』に登場する歌の一つです。浦添には酒が満ちあふれている、その豊かさに感謝して、今日は酒宴を開こうではないか、という意味になります。酒が多いのは、生産の盛んな豊かな土地だという自慢なのです、「世寄せによ」は幸福を招く人の意味で、浦添城に君臨する指導者のことを指しているのでしょう。渡嘉敷は浦添の別称です。明るく、おおらかな気分でうたわれた浦添讃歌です。(一部、うらそえナビより)。



地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 浦添運動公園メインゲート向かいの「おもろの碑」 


  ナビゲーションはトップページにあります。

   TOPページへ

Copyright © 2015 ハイホーの沖縄散歩 
logo