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御殿井(うどぅんがー:浦添市)






御殿(うどぅん)は王族の邸宅を意味しますので、その邸宅の井戸ですから、名前からすると、よほど立派なお屋敷の井泉だったろうと思います。

名前の由来は、琉球王族であった「本部朝勇」の御殿の別邸が浦添にあったそうです。その別邸は、沖縄戦で焼失してしまいましたので、現在、周辺は住宅地で戸建てやアパートが立ち並んでいるだけで、往時の面影は全くありません。来歴を記した案内板も場所の標示も何もありません。雑草の茂った狭い敷地に井戸だけが残っています。井戸には手押しポンプがついていますが、現在(2022/12)はポンプが壊れていて水は出ません。

なお、Wikipediaによると、本部朝勇の御殿は、王朝時代には首里赤平にあり、墓参りや普天間神宮参りの休憩場所として、途中の浦添に別邸が建てられたと考えられています。本部朝勇は、琉球王朝末期の王族で、第2尚氏王統の第10代尚質王の第6王子を元祖とする王族の中でも最大の名家の生まれです。本部御殿手古武術の第11代宗家でもあります。



地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 御殿井   駐車場はありません。


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