田場ガー








沖縄で「カー」とが「ガー」というのは、井戸または用水に使われる湧き水のことをいいます。漢字は「井」や「川」が当てられる事が多いようです。田場ガーは、「産ガー」とも呼ばれ、飲み水や生活用水、正月の若水、子供が生まれたときの産水として使われていました。「カー」は、湧き口を囲んだ二つの池(上の写真2枚)と水神のホコラ、マグサ(池の水貯め)、洗濯場、歩き道の石敷き、シッティ(?)からなっており、このカーは、市内では、最も優れた石積み技法で造られたものの一つだそうです。平成11年の正面石積みが崩落したので、平成15年に復元したものと碑文にあります。(?)は、意味不明です。

なお、HP「沖縄百科事典」によれば、カーにも多くの種類があるそうです。
  ・村ガー(むらがー)→共同井戸
  ・産ガー(うぶがー)→産水を汲む井泉
  ・親ガー(えーがー)→村の元になる
  ・樋川ガー(ひーじゃーがー)→湧き水を掛樋で引いた井泉
  ・精進ガー(そーじがー)→みそぎの井泉
  ・祝女ガー(ぬるがー)→神女専用の井泉
  ・語りガー(かたりがー)→発見説話のある井泉
  ・暗川(くらがー)→鍾乳洞の中を流れる川






地図をご覧になる方はコチラから ⇒田場ガー 県道から1本中に入っていますので分かりにくい場所です。曲がり角にはファミマがあります。小さいですが、「田場ガー」の道標もあります。

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