浦添市歴史にふれる館


浦添市歴史にふれる館


平成28(2016)年2月にオープンしたばかりの浦添市港川にある歴史資料の収蔵庫兼展示施設です。市内の発掘現場で出土したさまざまな遺物や寄贈された生活用品などの民具などが、たくさん展示、収蔵されています。こういう施設は有料の所が普通ですが、ここは、何と入館無料です。市の中心部から遠く離れた辺鄙なところですが、沖縄の歴史を知るうえで貴重なものが納められています。

展示室では、長い年代に渡る遺物を、それぞれの時代ごとに分類して紹介しています。順路に従って足を進めると、「貝塚時代」→「古琉球」→「近世琉球」→「近代沖縄」と続いていきます。一番古い貝塚時代は約7,000年前〜900年前の時代。展示されているものは土器や貝殻、その貝を加工したものが中心です。大きな貝を輪切りにして作られたブレスレットなどは、本土にも輸出されていたそうです。



御冠船


上の写真は、御冠船(うくゎんしんorおかんせん)の模型です。御冠船とは、明・清の時代、中国から冊封使(さくほうし)を琉球に運んだ船のことで冠船とも冊封使船ともいいます。 使節の乗った船が琉球の国王の冠を持参してくることに由来します。



ガン


上の写真は、「ガン」といいます。今でいう霊柩車です。現在、霊柩車は黒が多いので少し意外な気もしますが、当時は、現在と違った死生観の捉え方があったのかもしれません。



厨子甕


収蔵庫は展示室には並べきれない品々がズラーッと並んで、数えきれないほど多くの厨子甕が所狭しと並んでいます。厨子甕とは、骨壺のことです。昔は土葬せず、洗骨後に骨を全部納めるので、大きいのです。厨子甕は写真のようなスチールラックにたくさんあります。上の写真は、ほんの一部です。

問い合わせ先  浦添市教育委員会文化課 098-876-1234 内線6216・6217
住所  沖縄県浦添市港川512-11
開館時間  9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 土・日曜、祝日、年末年始、慰霊の日(6月23日)
料金 入館料無料
予約不要
駐車場 12台 (以上、同館のHPを参考に作成)



地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 浦添市歴史にふれる館 沖縄県軽自動車協会の隣にあります。

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