仲間ンティラ





仲間ンティラと呼ばれる拝所です。『琉球国由来記』(1713年)に記されている「長堂之嶽」が、「仲間ンティラ」にあたると考えられています。ティラ・テラと呼ばれる拝所の多くは洞穴になっており、ムラの神が鎮座しているところのようです。戦前の祠は石積みの壁に赤瓦葺きだったようですが、沖縄戦で失われました。

上記と一部、重複しますが、由緒書きには、次のとおり記されています(原文のまま)。
浦添市指定文化財 史跡 仲間ンティラ(仲間の拝所群)
ティラまたはテラと呼ばれる拝所は、奄美・沖縄地方に分布し、その多くは洞穴(どうけつ)になっています。仏をまつる寺ではなくムラの神が鎮座しているところと考えられています。仲間ンティラも、横穴の洞穴になっています。『琉球国由来記』(一七一三年)に記されている長堂之嶽(ながどうのたき)が仲間ンティラにあたると考えられます。旧暦正月の初拝(はちうが)み、五月・六月の稲二祭(ウマチー)、十二月の御願解き(うがんぶとぅち)などの年中行事には、他の拝所とともに村拝みを行っています。
戦前は、台座に蓮(はす)の葉が刻まれた石灯籠(いしとうろう)が建ち、拝みを行う祠は赤瓦葺きで、壁は石積みだったようですが、去る大戦で失われました。現在は洞穴一帯を埋め立て、再建した祠の中から洞穴に入る形に変わっています。
平成十四年三月一日指定
浦添市教育委員会



左は仲間ンティラの祠、右は祠の内部。


仲間ンティラはじめ仲間の各拝所は、旧暦正月の初拝みから、5,6月の稲二祭(ウマチー)、12月の御願解(ウガンブドゥチ)などの年中行事には、ムラ拝みで回るそうです。


仲間自治会館の前にあります。地図をご覧になる方はコチラから ⇒仲間集落ルート  浦添市商工産業課の「城下まちを歩く仲間集落ぶらりルート」のサイトです。このサイトの一番下に地図があります。地図を拡大してご覧下さい。

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