安里(あさと)のムラガー(中城村)




集落の共同井戸です。安里集落の畑の中にひっそりと佇んでいます。昔は、正月の若水を汲んでいたと資料にあります。以前に7ヶ月も干ばつが続いていたときも、このムラガーは枯れることがなかったとか。あまりにも水が湧くので、止め蓋をしたこともあったそうです。現在でも水量は豊富で、絶えることなく こんこんと湧いています。

アーチ型の石積みが特徴的です。私有地を通らないと行けない場所のようです。誰か人がいたら一言お断りしましょう。現在もポンプで水を汲み上げられて使用されていました。

近くのそば屋さんで 地元の方に場所を訪ねましたが、ご存じありませんでした。「スマホで検索されたらどうですか」と言われました。お近くの方もご存じないという、このムラガーは、相当、マイナーな存在のようです。

ネット検索すると、ムラガーの近くに佐久川という湧水の跡があります。地元では『さけがー(酒川)』とも呼ばれており、酒にまつわる伝説があるそうです。舗装がされていない道を少し進んで 左手の畑の奥に進みますとあったので、歩き回りましたが、未舗装の路地や畑ばかりで、どこで曲がったらいいのか、佐久川の湧き水の場所は分かりませんでした。護佐丸資料館でも訊ねましたが、詳しい方が不在でした。



地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 安里のムラガー 国道329号線近くにあります。駐車場はありません。私は、後日、改めて出かけ、護佐丸資料館の駐車場に車を止めて歩いて見てきました。歩いても400メートルほどでしょうか。


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