伊祖の獅子屋


伊祖の獅子屋


伊祖の獅子屋は、浦添市伊祖(いそ)にあります。伊祖は島言葉でイーズ、イージュともいいます。市の中央部にあり、伊祖城跡の南東に位置します。古い歴史のある集落で、大和の歴史では江戸時代にあたる1621年、浦添王子朝良知行目録に「江曾」、「おもろそうし」には「ゑそ」、「琉球国高究帖」には「ゑそ村」、18世紀の「琉球国由来記」には「伊祖村」と表示されています。今回は伊祖の史跡、シーサー山の「伊祖の獅子屋」をご紹介しましょう。

浦添には、かつて18集落にヒーゲーシ(火事が起こらないための魔除けの獅子)があったようですが、今も残っているところは少なくなってしまったそうです。伊祖集落には、伊祖城跡の『獅子屋』があり、ヒーゲーシのシーサーが鎮座しています。道路や鉄塔の工事などで現在の場所に移されました。この2体のシーサーは、伊祖の守り神であり、火伏(火返し)として設置されたものですが、以前、盗難にあったそうで、現在は写真のように頑丈な檻の中に祀られています。檻の網の目が細かいので、上手に写真が撮れませんでしたが、金網の間にレンズを入れて撮影してきました。獅子屋のあるところは「シーサー山」と呼ばれています。通称かと思いましたが、市が発行している地図にもその名がありますので、本当の名前のようです。


シーサー シーサー
吽形(うんぎょう)のシーサー(口を閉じている) 阿形(あぎょう)のシーサー(口を開けている)


◎「伊祖の獅子屋」の場所は、Dです。伊祖公園の駐車場が利用できます。


伊祖の散策地図


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