うるま市具志川に「浜千鳥」の歌碑があります。「浜千鳥」と言っても、全国的に有名な唱歌の「♪〜青い月夜の浜べには、親をさがして鳴く鳥が…〜♪」ではありません。沖縄の「浜千鳥」です。
歌詞は、
たびやはまやどぅい (旅や 浜宿り)
くさぬふぁどぅまくら (草の葉と枕)
にてぃんわすぃららん (寝ても忘らゝぬ)
わやぬうすば (我親のおそは)
意味は、「旅に出て浜辺に宿り、草の葉を枕にして仮眠をしていると思い出すのは両親と一緒に暮らした故郷のことである」という意味です(訳は「うるま市ポータルサイト」より)。
作ったのは、伊波里主(いは さとぬし:里主は士族の位)という琉球王国時代の士族です。首里王府で汚職事件に巻き込まれた役人の伊波里主が、都を追われて具志川赤野の浜に身を隠し、首里に残した親を偲びながら詠んだ歌だといいます。ただ、この詩には、どこにも浜千鳥の文字は見えません。うるま市在住のウチナンチュー(沖縄県人)に聞いたら、沖縄で「浜千鳥」と云えば、唱歌ではなく、琉球舞踊の「浜千鳥」を指すそうで、1番の歌詞が、上記の琉歌なのだそうです。なぜ「浜千鳥」なのかお聞きしましたが「さぁ〜ねぇ」と言われましたので、ネットで調べたら、伊波里主が詠んだ琉歌に、人々が歌詞とメロディを付け加え「浜千鳥節」として歌い継がれて来たのだそうです。
◎この曲をお聞きになりたい方は ⇒ コチラから。
地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 浜千鳥の歌碑 場所は、分かりにくい所ですので、ナビかスマホで「うるま市赤野58」と入力してください。
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