台(でぃー)グスク遺跡


台グスク


中城グスクの東方300メートルほどのところにありますが、石積みなどグスクがあったという痕跡は見当たりません。もしあったとしても一帯は草木に埋もれているので、ちょっと見ただけでは発見することは難しいでしょう。以前の写真を見ると狭い山道の先に崖があり、赤茶けた土と岩が点在していましたが、今は、人工的な階段(通行禁止となっている)が続いており、灌木と雑草だらけの先に白セメント製の拝所らしきものがあるだけです。以前は、数十メートルしか離れていない護佐丸の墓へ続く道があったようですが、草に埋もれて見つけることはできませんでした。

中城村のHPによれば、ここは、中城グスクに居城していた先中城按司(さちなかぐすくあじ)が中城グスク築城前に居城していたといわれていますので、中城グスクが造られたのが14世紀前半なら13世紀からあったと思われます。また、その後、護佐丸が座喜味グスクより中城グスクに移る際に、一時的に居住したグスクだととも伝えられています。また、一説には、護佐丸の兄の伊寿留按司(いじゅるあじ)の居城とも伝えられています。

平成2年の調査では、中国の古銭、土器、動物や魚の骨、貝殻が出土したと中城村のHPに出ておりました。

台グスクから東海岸の展望

地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 台グスク

 中城グスクの駐車場に車を置いて歩きます。県道146号線の普天間自動車学校のすぐ横から入る道があり、道幅は車が十分通れるほどありますが、入口で止められていますので、車は入ることができません。雑草だらけの道を進むと、途中から歩道橋が造られていますが、進入禁止になっています。途中、拝所の直前から歩道橋に登ることができ、先端まで行くことができます。
左の写真のように、ここからの東海岸の眺望は最高です。





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