泡瀬(あわせ)ビジュル(泡瀬神社:沖縄市)


泡瀬ビジュル


泡瀬ビジュルとは、沖縄のパワースポットのひとつです。沖縄県沖縄市泡瀬(あわせ)にあります。浜比嘉島のシルミチュー霊場や普天満宮、古宇利(こうり)島などと並ぶ子宝のパワースポットとして有名な神社です。

沖縄市泡瀬交差点の南東側にあります。村人は「ビジュル」とか「ビージュル」と呼んでいます。泡瀬のビジュルには、海にまつわる口碑が残されています。神体は「海に浮いていた石」を祀っているそうです。

現地の碑に記された「泡瀬ビジュルの由来」は次のとおりです。
泡瀬はその昔「あせ島」「あわす小離」と称され高原村より東へおよそ9町、隔海に突出した無人の小島で、自然に形成された砂州と南西には広い干潟を有していた。 1768年頃、読谷山間切の在番役を退役した樊氏高江洲(はんしたかえす:築登之親雲上:(ちくどぅんぺーちん))義正は、初期の居住者としてこの地に入植し、広い砂州と干潟を開墾して、農耕のかたわら塩を焚き安住の地をここに定めた。
ある日、漁猟に出た義正は海面に浮かぶ霊石を見つけてもちかえり霊験あらたかなるビジュル神として、島の西側磯のほとりに石祠を建てて安置し、信心したのがビジュル神信仰の始まりと言い伝えられている。旧暦の9月9日にはビジュル参りの例祭があり、無病息災、子安、子授けなどの祈願に参詣者がたえない。1938(昭和13)年有志の尽力で旧石祠を改修して、社殿と二基のの鳥居内外玉垣が建立され境内が整備された。1983(昭和58)年泡瀬土地区画整理事業にともなう土地の全面嵩上げ工事の際に境内を拡張し、社殿と一の鳥居、二の鳥居はそれぞれ四尺嵩上げして移設、一の灯籠を新設、玉垣を改築した。
1983年8月
泡瀬復興期成会

旧暦の9月9日に例祭が行われます。無病息災、子安、子授けなどの祈願に参詣者が絶えないと上に記した由来にあります。
なお、ここ泡瀬神社のビジュルとは、沖縄で信仰の対象とされる霊石のことで、泡瀬誌(昭和63年発行)によると、十六羅漢(注1)の第一尊者の名前で「賓頭慮(ビンズル)=不動」の意味があります。

(注1)十六羅漢…お釈迦様の弟子の中でも優れた16人のこと。羅漢は仏教において尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のことを意味します。



拝所 石碑

地図をご覧になる方はコチラから ⇒ 泡瀬ビジュル 県道85号線と同20号線の交差点から東へ5〜60メートル入った右側にあります。東隣にビジュル公園があります。


  ナビゲーションはトップページにあります。

   TOPページへ

Copyright © 2015 ハイホーの沖縄散歩 
logo