安波茶樋川(あはちゃひーじゃー)




やっと安波茶樋川が整備され、見られるようになりました。それまでは、私が今まで見た沖縄の史跡の中で、一番整備されていない樋川でした。最初に訪れたのは平成27年9月のこと。それから数回、ここを訪れましたが、標示杭は傾いたまま、水面にはゴミが浮かんでおり、何本もの金属杭やビニールが張り巡らされていました。平成28年3月31日に浦添市の史跡に指定されてからも、手付かずのまま1年近くも放置されてきたのです。整備されるまで待っていましたが、やっと年度末のお役所の予算消化事業で、平成29年4月、上の写真のように整備されましたので、このサイトに掲載できるようになりました。

ネット情報によれば、由緒は次のとおりです。
安波茶樋川は、古くから安波茶集落の人々の生活に必要な水を汲むところで、水は産水や若水などとしても利用されてきました。安波茶及び浦添市の歴史の正しい理解に欠くことができない貴重な文化財として、浦添市の史跡に指定されています。

別の史料や現地の案内板には、次のように記されています。樋川の水は人の体を育て、健康を保つセジ(霊の力)があると信じられ、信仰の対象になっています。『琉球国旧記』(1731年編纂)に「安波茶樋川」の記述があることから18世紀の中頃には存在していたと推定されます。琉球石灰岩で作られた樋が当時のまま残されています。





安波茶樋川は、長年の風雨により埋没の可能性があるとのことで整備が必要だったそうです。記録によれば、平成14年3月に市の文化財に指定されていたそうです。下の写真は整備前の樋川。




地図をご覧になる方はコチラから ⇒安波茶樋川 専用駐車場はありませんので、ゆっくり見たい時は、「浦添運動公園」か「てだこホール」の駐車場に車を置いて歩きます。


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